中山です。
今回は海外のゴールキーパーに目を向けてみたいと思います!
僕が海外の選手を間近で観て思った率直な感想はこれです。
「シュートが入らん」
これです。
海外に行った日本人選手は必ず言うと思います。
「キーパーのレベルが高い」って。
では、そのレベルが高い選手は何がレベルが高いのか?
色々ありますが、今回はシュートへの反応スピードをどうやって上げるのか?
ただ反射神経ってよりは、「ある技術」を使うことにより、シュートへの反応をあげているということです。
僕が海外のGKコーチとやりとりを始めてから、一番最初に興味を持っていたゴールキーパーのお話です。
その選手は当時アトレティコ・マドリードにいました。
正直、ベルギーのヘンク時代のクルトワ選手の映像もGETして見ました。
17歳でトップチームデビューを果たした才能も、正直そこまでシュートへの反応は早い印象はありませんでしたね。
僕の中ではアトレティコ・マドリードで、スピードアップに成功したと見ています。
身長は199cmでバカでかいです。
そこに頼っていた部分が完全にカバーされています。
逆にその大きさでスピードがあることで、驚異のシュートストップ率になった。
スペインでの反射トレーニングが彼を成功への導いたと思います。
では、その部分は何なのか?
まずはこちらの映像をご覧ください。
非常に素晴らしいシュートストップですよね!
身長があり、ここまでシュートへの反応が速いとたまったもんじゃありません(笑)
では、彼はどうやって速くなったのか?
その一つの技術をご紹介しましょう。
それは「コラプシング」という技術です。
「コラプシング」とはダイビング技術、足を払って倒れる技術です。
このコラプシングを覚えると非常に有利にシュートストップすることができます。
しかし、最近はブロッキングという技術と動きがごっちゃになっているシーンも多く、ゴールキーパーにとってはボールとの距離感で「技術を選択する」ことが求められています。
この失点シーンでは足をうまく払えていないため、手が前に出ませんでした。
そして体も後ろになってしまいました。
さっきのクルトワ選手のシーンとシュート位置は逆側ではありますが、ほぼシュートの距離はほぼ同じくらいでしょう。
うまく足を払うことができれば、必ず守れたシーンでした。
コラプシングはフォームが良ければ、身体がスッと綺麗に横方向になります。
ダイビングフォームの違いがわかるのではないでしょうか?
究極な話ですが、シュートを止めればチームは負けることはない。
みなさん、そう思ったことは何度もあるのではないでしょうか?
そのためには様々な技術を駆使してあらゆるボールをストップする必要があります!
シュートへの反応スピードは必ず鍛えることができます。
どんなに遅い選手でも、必ず速くなります。
そのためにはまず正確な技術の発揮、いわゆるフォーム改善とその動きをしっかりと身体が習得する必要があります。
そして、しっかりと目でボールを追うことです。
目がボールについていけなかったら、それは人間的に反応することはできません。
ですが、目で追えたとしても動けなかったら何も意味がありません。
だからこそ正確な技術を知れば、必ずあなたもシュートストップに強くなれるでしょう!



